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進女類!空前の大盛況!!
拍手の嵐、ブディストホール3/14,15



 
March 15、2009
劇団Tomorrow第4回公演「進女類」は3月14日(土)15日(日)築地ブディストホールにて、おかげさまで大盛況のうちに無事幕を降ろすことができました。計5回公演を無事演じきったTomorrow団員たち。その二日間のドラマに迫ります。



主人公はちょっと騒がれた「アラウンドフォーティ」世代。ボディコン、ワンレンが流行った80年代の華々しきバブル期からバブル崩壊を経験しながら、まだあのよき時代を引きずっている世代‥


今回公演はダンスに新しい香りを入れた演出‥


とある企業の営業企画課長の美加。部長との対立が激化!


勢いで辞表を提出、新しい職探しをはじめることに‥


ところが! 迫り来る面接官たち。美加はアラフォー世代の厳しい就職条件を思い知ることになる。


面接官の口から出る言葉は「営業経験者を募集してるんです」「失礼ですけど結婚のご予定はあります?」結局なんど面接を受けても落とされるだけ‥


ほしいのは「経験より若さ」「使いやすい人材」なのである。


結局、年齢を理由に落とされてしまう美加‥‥


悩んでいてもしょうがないと、美加はしばし小さな和紙工場を営んでいる兄の実家へ帰ることに‥


和紙工場のシーン。下段が工場、上段が事務所になっている。


和紙工場で働く香里。リストラにあった夫に変わって働いているのだった‥


創業数十年、老舗の和紙工場も、この不景気で仕事もなく‥


仕入れ先は値上げ、取引先の大手企業からは値切れらることが日常茶飯事。まさに川中産業。


そんな折、社長である兄は厳しい選択を迫られ、過労で倒れてしまう。


伝統産業の厳しい現実‥ おまけに社長が過労で倒れる、。この状況を乗り越えられるのか!


しっかりと団結していこうと誓い合う従業員たち‥


実家に帰った美加に、彼女に思いを寄せる信吾が現れる。美加は信吾とともにこの和紙工場の立直しの乗り出す。


伝統産業の心意気に触発された信吾は、社長の妻の和子に弟子入りを懇願する。


和子はこの山本紙店の紙すきの技術を継承する職人だった。


信吾がまずやったことは、徹底したマニュアルづくり。和子にぴったりはりついて、その作業の一部始終を計量化してパソコンにインプットを始める。


職人の祐一にマニュアルを渡す信吾。


ところが、このマニュアルをホームページで公開する、という美加の提案で、ご覧のような大乱闘!? 本作品最大のスペクタクルシーン!!!


ベンチのシーン。妹の美加の奮闘に、次第に兄と妹は心を通わせるようになる。


従業員たちも次第に自覚とやる気が芽生えていく‥


すっかり業績を回復した山本紙店。今までより高い見積金額を提示して、大手企業担当部長を追い返してしまう。


そして、信吾と美加は‥ あれ、これはなんのシーンかな?


喜びを弾ませる従業員たち。かくして伝統作業はみごと再生を果たしたのでした‥


幕を終えて、また次の回へ。円陣を組んで気合を入れる役者たち。


幕が降りてロビーにて‥。当日はたくさんのお客様にご来場いただきました。団員と大阪で知り合った方まで駆けつけて下さいました。


終演後受付にて。劇団ドリームの皆さんをはじめ、懐かしいメンバーに手伝っていただきました。ありがとうございました。



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女性の思い、伝統の継承、信じる気持ち
男女平等社会といいながら現実は追いついていないと気付きました。
踊りに新しい香りを感じた。
見てる方もあつくなった。
働く人を大切にする社会にしなければいけない
そんな世の中にするために、働きながら演じる人たちにエールを送ります。
等々、
本当に熱い感想、メッセージをいただきました。
ご来場いただきました皆様、支えていただいたスタッフの皆様に深く感謝いたします。
ありがとうございました。
次回、2010年2月20日、21日(土、日)内幸町ホールにて「三文オペラ」で又お会いしましょう。

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